【思い出のマーニー 感想】百合映画とか言ってる奴はもう一回観ろ!涙が止まらねぇよ 

どもっあいろんです!

録画した金曜ロードショーの「思い出のマーニー」を観ました。

映画館で観て以来約3年ぶりに鑑賞したのですが

涙が止まらんかった

映画館では全然泣けなかったので、家のテレビで観てここまで泣けると思っていませんでした。ホント涙ボロッボロっすわ…

これをただの百合映画で終わらせている人は本当に損してる!

この思いは記事にせんといかん!と感じて鑑賞した感想を書きました。1回目と2回目の視点の違いを中心に言及していこうと思います。

一回見たことがある人はぜひもう一度見てみて欲しい。

ネタバレありきで話していくので注意してください!

 

 

 

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杏奈の祖母だと分かった状態で観ると全然違う

終盤にマーニーは杏奈のおばあちゃんであったことが明かされます。これが分かった上でもう一回見ると全然違う作品に感じられます。

一回目はどうしてもマーニーの正体が気になってそっちに意識が傾いてしまい、主人公の杏奈とマーニーの交流に目がいかなかったんですよね。

2回目はそこをしっかり見ることでマーニーの杏奈への愛情をしっかりと感じることができました。

初めて会ったはずの杏奈のことを「大好きよ」って言っていたのも今なら納得できます。

さらにマーニーは多くの場面で杏奈を安心させるかのようにボディタッチをします。これは決して百合を意識していたわけではないと思います。

他人との関わり合いを極力避けていた杏奈の心を、マーニーは積極的にスキンシップすることで開かせていったんじゃないでしょうか?

そう考えるとマーニーはこんなにも杏奈のことを愛していたんだなぁとしみじみと感じます。

マーニーへの感情移入が半端じゃない

ストーリーに関しては、初見ではどうしてもわかりづらいところがあったんですが基本的には杏奈がマーニーの昔話を追想しているんだと分かればすんなりと理解できます。

1回目は何で廃墟のはずなのになんでパーティーやってんの?とか思っていたんですが、きっとマーニーが久子(最後にネタバレしてくれる女の人)と子ども時代にこういうことをしていたんでしょう。

それを杏奈が追体験していたんでしょうね。

終盤に明らかになりますがマーニーの人生はかなり可哀そうなものです。小さい頃は親はろくに面倒を見てくれずメイドにはいじめられ、唯一の理解者であった夫の和彦も病気ではやくに死んでしまいます。

さらに関係が悪いうちに娘の絵美里も事故で死んでしまいます。1人残ってしまった孫の面倒もそれほど長い間は見ることができずに彼女も死んでいきました。

そんな人生の中でも数少ない楽しかった思い出をマーニーはかわいい孫と再び回想し、杏奈はそれを追体験した最高じゃないですか!

それを思うと、笑顔でダンスを踊っているマーニーの姿を見ているだけで涙が出てきてしまいました。

マーニー目線で物語を追うことができるのが2回目の大きなポイントだと思います。

ストーリーの完成度に驚く

2回目に見たときに思ったのはストーリー展開に無駄を感じないこと。

大体の映画は「今のシーンって必要か?」って思っちゃうシーンが何個かあるものなんですが、本作ではそれが全くないんですよね。

太っちょ豚が「杏奈の目は青くてキレイ」と言っていたのもマーニーと血がつながっているという伏線だったとわかるし、

回想で小さい杏奈がマーニーの人形を持っていたのも「マーニーは杏奈が生み出した空想の人物である」というミスリードだったということがわかります。

他にもマーニーの歌っていた子守歌も意味が分かった時にすごい感動しました。

再び見返すことによってストーリーがしっかりと練られていた作品であることをすごい感じました。

改めて感じる背景の美しさ

見なおして思ったけども背景が本当に美しい

そのシーンを見ても綺麗だなーと思いながら見ていました。

水面に映る絵が時間によって異なるんですが(当たり前やろ)、それがどちらも心惹かれる。これはアニメでしか表現できないんだろうぁ。

夕日が出ているときは穏やかでやわらかい雰囲気で心が和むし

三日月から照らされる光にたった一つポツンと浮かぶ小舟の絵は何度見ても本当に美しかったです。

そして天気が杏奈の心情とリンクしていると感じました。国語の小説問題とかでありがちだけど天気っていうのは登場人物の心情を表すにはもってこいの表現ですよね。

そこに気がつけて良かった。

杏奈の成長が見て取れる

序盤の杏奈は自己肯定ができていなかったです。

短冊の願いにもあったように杏奈は「普通に過ごしたい」。でもそれが出来ていないんですね。

考えられる理由は

  • 保護者が国からお金をもらって自分を育てている
  • 瞳の色が周りとは違う

といったことでしょうか。杏奈は「そんな自分が嫌い」と言っていましたね。

しかしそんな思いもマーニーとの交流を経て少しずつ変わっていきます。

物語の後半で杏奈は「私たち入れ替わっちゃったみたい」みたいなことを言います。これは自分が嫌だと思っていること(秘密)をマーニーに話すことで、自分を受け入れることができたんじゃないでしょうか?

ここからの杏奈は強くなった印象を受けます。同じく秘密を打ち明けたマーニーを助けようとするまでになっていますからね。

このサイロのシーンでは出会った頃とは逆に、杏奈が積極的に触れることでマーニーを安心させようとしていますよね。

これは杏奈がマーニーとの出会いを通じて自分のことを受け入れて成長したとみていいんじゃないでしょうか?

最後は距離を置いていたおばちゃんのことを「母」といえるまで成長しています。素晴らしい!

マーニーを許した杏奈にボロ泣き

マーニーを探す最中に高熱を出してしまった杏奈は夢の中でマーニーと再会します。

サイロから当然消えてしまったマーニーに杏奈は怒っています。

「置いていくなんて酷い。絶対にゆるさない!

この時の天気は杏奈の怒りを表すかのように強い風を吹いています。

そんな杏奈にマーニーは

「杏奈!大好きな杏奈!おねがい私を許すって言って!

と許しを請うんですね。杏奈からしたらマーニーはスゴイ身勝手でしょ!

勝手にいなくなったこともろくに説明もしないで許してなんて…

でも杏奈は

「もちろんよ!許してあげる!あなたが好きよマーニー!」

すぐにマーニーのことを受け入れるんですね。

大粒の涙を流しながらマーニーのことを許す杏奈にぼくも涙が止まりませんでした。

この時の杏奈にはマーニーがなんで消えたかもわかってないでしょう。でも秘密を交わした大好きな人が「許して」と言ってる。

すぐに許すことができたことも杏奈が成長したからかもしれないですね。

この後安心したマーニーの見せた穏やかな笑顔が忘れられないです。

マーニーは鉄格子のようなあの窓をぶち破ってまで杏奈に許してもらいたかったわけです。

初見時はもちろん「サイロから勝手に消えてしまったこと」に対してだと思っていました。

でも祖母であるとわかった状態で見ると「すぐ死んじゃって面倒見れなくてごめんね」っていう意味もあったんじゃないかなと思います。

エンディングで手を振るマーニーはものすごい印象的でした。

マーニーが幸せそうでよかったなぁと思うと同時に、あぁ映画が終わってしまうんだなぁという少し寂しい気持ちにもなりました。

カタルシスとは少し違うかもしれませんが、作品を見終わった後に胸に残るこの気持ちは素晴らしいものでした。

EDの曲が素晴らしい過ぎる

本作のED曲であるプリシラ・アーンさんの「Fine On The Outside」。

これが素晴らしすぎる!

CMでたくさん流れていたので、聞けば思い出す人も多いのではないでしょうか。

これはアーンさんが学生時代に当時の心境をぶつけて作ったもので、この作品のために作った曲というわけではありません。

なのに歌詞が物語序盤の杏奈の心情にピッタリなんですよね。

これはぼくのお気に入りの曲です。

何度聞いても聞き終わった後の、言葉では言い表せられないなんともいえない感覚がたまらないんですよねぇ。

金曜ロードショーではEDのこの曲が途中でカットされてて絶望しましたよ。笑

BDを買うことを決意

ということでもうね、また見たくなったんでBD買いますよ。

金曜ロードショーではED曲を聞けなかったし。笑

こうやって感想を書くと初めて観たときはいかに作品を理解できていなかったかを痛感しました。

マーニーが杏奈に許しを請うシーンも、映画館で観たときはただ単に流してましたがしっかりとマーニーと杏奈の関係のクライマックスとして描写されていたんですよ。

2回見たぐらいじゃまだまだ理解してない描写がたくさんあると思うので、BDを買ったらしっかりと読み取りたいと思います。

最後にもう一回言いますけど

これは百合映画じゃねーからな!!これを百合映画で終わらせる人はマジで損してる!

この感想を見てもっかい本作を見ようかなって思ってくれたら幸いです。そしてぜひ感想を語り合いましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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