あんなに練習したのに…27巻の絶望感は異常【スラムダンク】

ぼくがはじめて「スラムダンク」を読んだのは小学生の頃だ。

小学生ながら読んだ時のことをはっきり覚えている巻がある。

それが「スラムダンク」の27巻だ。

ぼくは27巻を初めて読んだ時のことをはっきり覚えています。

母親に連れて行ってもらった市民病院の帰りに古本屋で買ってもらい、車の中で読んでいたことを今でも覚えています。

20年も前のことなのにはっきりと覚えています。

それくらい強烈な印象を与えられた巻です。

なにがそんなに印象に残っているのかというと主人公の桜木花道の属する「湘北高校」が一点も取れずに一巻分が終わってしまうのだ。

サッカーや野球のように一桁の得点が当たり前のスポーツならそれぐらいあってもおかしくはないでしょう。

でもこれはバスケットボール漫画です。

2桁なんて当たり前で100点を超える試合を見ることもめずらしくありません。

そのようなスポーツで一点も入れられないなんて、小学生のぼくにはちょっと考えられないことでした。

それはそれはもうトラウマになりました。

そして大人になった今、その27巻でのトラウマを振り返って記事にしてみることにしました。

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後半開幕早々の山王の猛攻

山王は後半早々に沢北の3Pで逆転します。

そしてその後すかさずお家芸であるフルコートでのゾーンプレスをしかけます。
IMG_9013
(引用:27巻13P)

これに湘北はまったく対応できません。

パスカットされまくります。

その結果速攻をバンバン決められてしまいます。

たった2話で湘北はボロボロになってしまいます。

2分半の間に14点差がついてしまいます。

ぼくは思いました。

前半の接戦は何だったのか?と…

湘北は、前半に王者山王相手に2点のリードを奪います。

これをみてぼくは子供ながら湘北が山王に互角に戦えると思っていました。

これなら王者山王に勝つことができるかも!?

その思いが早々と崩されてしまいました…

ゾーンプレスを突破したのに…

ゾーンプレスによってボロボロにされた湘北はタイムアウトをとります。

そして安西先生の指示で、宮城のドリブルを突破口にして苦しんでいたゾーンプレスを突破することに成功します!

いままでのマンガなら「ここからさあ反撃だ!」といった流れになっていくものです。

でも今回は違うんです。

まだまだ悪夢は終わりません。

ゾーンプレスを突破して反撃ののろしとなるはずだった流川のダンクは河田にあっけなくブロックされてしまいます。

彩子が宮城の手のひらに書いた「No1ガード」のくだりなんて完全にこれから反撃するために入れたシーンだと思ってたのに全く予想が外れましたね。

また嫌なムードが湘北に流れ始めます…。

河田にコテンパンにされる赤木

これがぼくとしては一番ショックでした。

流川がブロックされた後しばらくは赤城と河田の両センターにスポットがあてられます。

山王のセンターである河田がとにかく強い!強すぎるんです!

作中でぶっちぎりの強さを誇るセンターなんです。

その河田に赤木はボコボコにされてしまいます。

いままで赤木がほかのチームのセンターに負けたことはなかったんです。

神奈川県ではNo1のセンターといっていいでしょう。

その赤木ですらこの河田には手も足も出ないんです。

赤木のどんな攻めパターンも河田には読まれていて全然攻撃することができません。

全国の強敵と戦うために新しく覚えた技「スピンムーブ」も通用しませんでした。

この時の晴子の気持ちが痛いほど伝わってきます。

あんなに練習したのに…

IMG_9015
(引用:27巻100P)

ここからの流れが本当に絶望感がすごい。

晴子が涙をこらえながらこう言います。

「なんだか怖くなってきた…お兄ちゃんが…今まで必死で積み上げてきたものが全て…全てこの試合で消えてなくなるんじゃないかって

ずっと練習を見てきた晴子はより一層ショックを受けていたに違いありません。

この直後センターの河田がまさかの3Pを打ちます。

基本的にセンターが3Pを打つということはあまりありません。

それにあっけにとられたのか赤木はスクリーンアウトを怠るのです。(スクリーンアウトとはリバウンドをいい位置でするためにするポジショニングのことです)

これってホントに異常事態だと思います。

作品を追っていれば分かりますが、スクリーンアウトの重要さを一番知っているのはほかでもない赤木です。

桜木に一番最初に教えたことはこのスクリーンアウトでした。

そんな大事なスクリーンアウトをすることを忘れるほど自分を見失っているんです

結局この河田の3Pは成功しません。

しかしスクリーンアウトをしなかったせいで河田にこぼれ球を入れられてデッドラインと言われていた20点差をつけられてしまいます。

マンガ的にもあえてこの3Pが入らずに、赤木がつねに大事にしていたスクリーンアウトをしなかった結果リバウンドでチップインされるということはすごい皮肉が効いていると思います。

崩壊する湘北

その後も窮地に立たされた湘北の描写がいやというほどされます。

ジャンプシュートが苦手という弱点を見破られた宮城。

ダブルドリブルという初歩的ミスをしてしまう初心者桜木。

スタミナ切れで限界寸前の三井。

どんどん集中力を増してきた沢北に圧倒される流川。

挙句の果てにはトラベリングをしてしまう赤木。

ここら辺は見ていて本当に気持ちが沈みます。

最後のタイムアウトを取るもすでに選手たちには安西先生の言葉を頭に入れるほどの集中力は残っていませんでした。

最後のタイムアウトなのでこれでもう作戦をたてることができません。

これでここからどうやって勝てばいいんだよ!?」って読むたびに本気で思わされてしまいます。

とどめに主人公である桜木に代えて3年生である小暮の交代。

最初はもう勝負をあきらめて、3年である小暮の思い出作りのため交代したように見えました。(本当はあきらめてはいないのですが)

このようにここまで逆転へのきっかけなどがまったく描写されずにボコボコにされる湘北がただひたすら描かれてきたんです。

まとめ

この記事を書くために久しぶりにじっくりと27巻を改めて読みましたが何回読んでもとてつもない絶望感におそわれます。

その後の展開がわかっていても毎回なっちゃいますね。

大人になった今でもこれはトラウマものです。

27巻は桜木の
ヤマオーは俺が倒す!!by天才・桜木」にかなり救われた感があります。
20151012143052
(引用:27巻185P)

これがなかったら本当にただただ暗い試合展開で終わってしまいます。

この後の桜木をきっかけとしたここからの逆転劇が山王戦最大の魅力ですからね!

27巻はそのための布石の巻ってところですかね。

それでも27巻はあんまり読みたくないですけど。笑

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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