ネテロが王と対話していれば結果は変わっていたのか?【ハンターハンター】

キメラアント編でコムギと出会う王。

コムギと接することで、王は蟻と人間の間で大きく揺れることになります。

ネテロとの対峙での王は対話を強く望んでいました。

しかしネテロはこれを拒否して戦闘を開始しました。

結果は知っての通りネテロと王はどちらとも死ぬことに…

ここでネテロが王との対話をしていたらこの結果は変わったのでしょうか?

対決に至るまでの両者の考え方にも触れて書いていきたいと思います。

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初期の残忍な王


(引用:21巻15P)

生まれたばかりの王は残虐性が前面に描かれていました。

自分の気に入らない者、自分の言うことをすぐに聞かない者はすぐに殺していました。

強者が弱者を食らうという自然の摂理を平和ボケしたぼくみたいな人間に思い知らせるかのようなキャラクター。

王が命乞いする人間に対して言った

お前らは豚や牛の命乞いに耳を貸したことがあるか?

この言葉に衝撃を受けたことを覚えています。

あぁキメラアントが人間に抱いている感情や思いは、普段ぼくたちが豚や牛に抱いているものと同じなんだと。

人間が家畜になった時はこんな気分になるんだろうなと変な気持ちになったことを覚えています。

コムギの出会いで変化が

そんな情のかけらも感じさせなかった王も、コムギと出会ったあたりから変化が見られます。

自己中心であった王はコムギの意見を聞けるようになったり、暴力以外の才能もあることを感じます。

目も見えずカラスにも殺されそうになるぐらい貧弱なコムギ。

しかし軍儀となったら向かうところ敵なし。

王はそんなコムギと対局を重ねるごとに力で支配する考え方に疑問を抱き始めます。

どんな生命も自分の意志で摘み取ることができる暴力こそ最強と考える一方で


(引用:24巻170P)

コムギを殺そうと思っても殺すことができないでいる矛盾。

これは王が揺れている証拠だと思います。

コムギを通じて芽生え始めている感情や思いに王自身が戸惑っているのがわかりますね。

蟻と人間の間で揺れているんですよ。

王がネテロとの対話を望んだのは「もっと人間を知りたい」という考えがあったのだと思います。

ネテロの「ハンター協会会長」としての立場

一方ネテロはハンター協会会長という肩書があります。

お偉いさん(許可庁の人間?)から「蟻の根絶」を要求されるネテロ。

なのでネテロは必ず王を殺すつもりでこの討伐に臨んでいます。

しかし実際に会って感じた王の印象はネテロの想像とは異なっていたはず。

ゼノの

話がずいぶん違うじゃねェかよ

からもそれは察することができますよね。

蟻はただの危険生物ではなく人間と同じように優しさや地合いの心を持っている。

それを知ったネテロも揺れていたんだと思います。

王に対話を促されたときも

早く闘っちまった方がいい 心がぶれる前に

「蟻を根絶する」という確固たる決意が揺らぐことを懸念しています。

対話したらどうなっていたか?

ではネテロが王の要求通り対話していたらどうなっていたんでしょうか?

結論から言ってしまうと話し合っても最終的に戦いは始まってしまうと思います。

対決が始まる前の王の言い分をまとめると、一定の才能を持つもの以外は結局「食肉用」にしようと思っているわけです。

これを飲んでしまうと「蟻の根絶」のためにやってきた「H協会会長」としてのネテロは信頼を失ってしまいます。

ネテロに指示をしている権力者達も王が排除すべき対象となってしまいますので。

ポイントとしては王はネテロを一個の人間として話している点。

王はなんのしがらみもないこと前提でネテロに対話を望んでいます。

ネテロも言っている通り

それができれば苦労はしねェ!!

そんな単純な話ではないんですね。ネテロがH協会会長として来ている以上は必ず蟻を殺さなければいけません。

しかもそれに対する批判もすべてかぶらないといけない…つらい立場なんですよね!

なのでネテロがその立場を捨てない限りは話を聞いたところで結論は変わらないんです。

王と違って100年以上も生きているネテロにはいろいろなしがらみもあると思います。(パリストンみたいな)

なので結局闘るハメになっていたんじゃないでしょうか?

両者とも戦いを楽しんでいる

王と戦っているときのネテロは「ハンター協会会長」という肩書なしで戦っているように感じました。

ネテロは戦いが始まると

そんなんじゃねェだろ!! オレの求めた武の極みは

敗色濃い難敵にこそ全霊を以って挑む事!!

武闘家としての自分の性分を思い出しています。

そして画像のように王もネテロもめちゃめちゃ楽しんでいる!


(引用:28巻43P)

王はしばらく鳴りを潜めていた狂気の笑顔で戦闘を楽しんでいますし、ネテロもハートマークを作っちゃうくらい心が躍っています。

対話をしていたらこの二人の心はここまで満たされていないと思います。

結局ネテロと王の両者にとって闘うことが最善の行動だったのかもしれませんね。

戦った結果意見がかわる

王は自分と違ってただの一個体に過ぎないネテロの才能に感心します。

その結果王は人間への管理をすこーし緩くしてあげようとします。

これって対話していたら起こっていないことなんじゃないでしょうか?

メタ的には、ネテロは王に人間の恐ろしさというものを伝える役割があったし、会長としての立場もあったので自爆してしまいました。

しかしネテロが一武闘家として王と対峙していたのならまた話は違ってきていたのかもしれませんね。

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まとめ

キメラアント編へんで冨樫先生が一番伝えたかったことは

一番残酷なのは蟻ではなく人間だったってことだと思うんです。

仮にバラが失敗していても、人間は核でも何でもぶち込んで王は死んでいたと思います。

なのでネテロが王との対話によって意気投合したとしても、二人とも死ぬ運命だったのではないでしょうか。

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